2018年4月 - 2022年3月
教授設計理論を包含した初学者向け学習設計支援手法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では学習者自身が「自らの学びを組み立てる力」の涵養を目的に、教育設計の支援手法の提案を試みている。この支援手法とは(1) 教授設計理論に基づき、目的や対象に合わせて学習者自身で学習活動を組み立てられる初学者向け課題分析手法、(2) RMモデルを活用した他者比較による学習設計支援ツール、(3) 現実的な課題の提示により臨場感を持って効果的に学ぶことができるストーリー型の学習プロセスの3点で構成される。初学者向けの学習課題分析手法を、他者から学ぶ比較活動とストーリーと組み合わせ、教授設計の基礎を学習者自身の学習計画に活用する過程を実証的に検証し、教授設計理論の非専門家が広く活用できる手法の構築に取り組んでいる。
<BR>
本年度は、課題分析利用の学習者像・場面・プロセスの具体的検証を中心に行った。学習者が将来を見据えて達成したい目標を想定し(例:「英語力向上」「生活習慣(生活態度)の改善」)、目標達成のための課題分析をどのように行うか、個人とグループワークを導入の場合に分けて整理した。課題分析には、課題洗い出しと課題の階層化の大きく二つの活動があり、階層化の活動はグルーピング・関連づけ・レビュー(確認/調整)に細分化できた。ストーリーを導入すれば個人作業の負担感を軽減することが見込めることも確認できた。さらに、他者から学ぶ機会としてグループ活動を設定できる場合、どのタイミングで共有させるかによって、個人活動のウエイトが異なることも明らかになった。
<BR>
本年度は、課題分析利用の学習者像・場面・プロセスの具体的検証を中心に行った。学習者が将来を見据えて達成したい目標を想定し(例:「英語力向上」「生活習慣(生活態度)の改善」)、目標達成のための課題分析をどのように行うか、個人とグループワークを導入の場合に分けて整理した。課題分析には、課題洗い出しと課題の階層化の大きく二つの活動があり、階層化の活動はグルーピング・関連づけ・レビュー(確認/調整)に細分化できた。ストーリーを導入すれば個人作業の負担感を軽減することが見込めることも確認できた。さらに、他者から学ぶ機会としてグループ活動を設定できる場合、どのタイミングで共有させるかによって、個人活動のウエイトが異なることも明らかになった。
- ID情報
-
- 課題番号 : 18K11575
この研究課題の成果一覧
絞り込み
MISC
3-
第48回教育システム情報学会全国大会発表論文集 75-76 2023年 筆頭著者
-
日本教育工学会2022年秋季大会講演論文集 287-289 2022年9月
-
日本教育工学会2021年秋季大会発表論文集 223-224 2021年10月 筆頭著者