2017年4月 - 2019年3月
古代マヤ文明南西周縁域の広域考古人骨研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
グアテマラ南海岸地方にあるシンカベサス遺跡の考古人骨群を中心に研究をおこなった。同じく南海岸地方でより時代の古いレイノサ遺跡と、ホンジュラス西部にあり時代の新しいコパン遺跡と、それぞれ多角的に比較検証をすることで、文明黎明期の文明周縁地に関する重要な所見を得ることができた。それは同地における多様性と活発な移民流動である。ライフスタイルや民族性を異にする多様な集団が動き交わる中で、のちに隆盛を極める古代マヤ文明の根幹が形成されていったのであろう。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K17754
- 体系的課題番号 : JP17K17754
この研究課題の成果一覧
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論文
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Journal of Archaeological Science: Reports 53 104348-104348 2024年2月 査読有り
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Japanese Contributions to the Studies of Mesoamerican Civilizations 79-90 2023年3月 招待有り
書籍等出版物
1-
中央公論新社 2020年12月21日 (ISBN: 4121026233)