2017年4月 - 2020年3月
魅力イメージの視覚表 象可視化研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
平成30年度は男女被験者を対象として被験者毎の男女顔画像魅力イメージの視覚表象可視化及びその個人差について検討を行った。この実験では一人の被験者が長期間実験に参加し、魅力判断課題をそれぞれの画像について 2,000 回行い個人内魅力イメージ視覚表象の可視化を行うものであった。可視化された高魅力・低魅力顔イメージ視覚表象について実験参加被験者 を対象とした魅力度評定課題を行い、ある被験者の反応から可視化された高魅力イメージ・低魅力イ メージ視覚表象はその被験者にとって最も高魅力・低魅力な顔画像となっていることを確認した。更に顔魅力イメージ視覚表象の個人間の違いを検討することで、顔画像魅力イメージの個人差の程度を定量的に評価することが可能であった。
更に、500枚の東アジア人女性顔データベスに対して美醜評定実験を行い、同一被験者に対して顔魅力イメージの可視化実験を行った。その後、各個人の評定スコアを深層学習器を用いて学習し、深層学習器に対して顔魅力イメージ可視化実験を行った。可視化された深層学習器の顔魅力イメージは、美醜スコアを提供した被験者の顔魅力イメージとよく類似していることが示された。
以上の結果は、人が顔美醜判断を行う際には各個人が有する顔魅力イメージ心的表象と観察している顔の類似性から魅力度評定を行っておりいることを示唆している。更に、深層学習においても人の顔美醜判断とよく類似したメカニズムが内部に自発的に生じている可能性をが示唆された。
更に、500枚の東アジア人女性顔データベスに対して美醜評定実験を行い、同一被験者に対して顔魅力イメージの可視化実験を行った。その後、各個人の評定スコアを深層学習器を用いて学習し、深層学習器に対して顔魅力イメージ可視化実験を行った。可視化された深層学習器の顔魅力イメージは、美醜スコアを提供した被験者の顔魅力イメージとよく類似していることが示された。
以上の結果は、人が顔美醜判断を行う際には各個人が有する顔魅力イメージ心的表象と観察している顔の類似性から魅力度評定を行っておりいることを示唆している。更に、深層学習においても人の顔美醜判断とよく類似したメカニズムが内部に自発的に生じている可能性をが示唆された。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K00380