MISC

2004年4月

HTTR自動停止(2003年5月21日発生)の原因調査結果

JAERI-Tech 2004-037
  • 平戸 洋次
  • ,
  • 齋藤 賢司
  • ,
  • 近藤 誠
  • ,
  • 澤畑 洋明
  • ,
  • 茂木 利広
  • ,
  • 土山 賢*
  • ,
  • 安任 敏雄*
  • ,
  • 水島 俊彦
  • ,
  • 中澤 利雄

開始ページ
33
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaeri-tech-2004-037

HTTR(高温工学試験研究炉)は、並列運転モードでの運転経験の蓄積と安全性実証試験の実施を目的として、平成15年5月6日から平成15年6月18日までの予定で、原子炉の運転を行っていた。5月21日、原子炉出力約60\%(約18MW)で原子炉の運転を行っていたところ、「1次加圧水冷却器ヘリウム流量低」スクラム信号により原子炉が自動停止した。原子炉自動停止の原因は、1次ヘリウム循環機Aが自動停止したことにより、1次加圧水冷却器のヘリウム流量が低下したためであった。調査の結果、1次ヘリウム循環機Aが自動停止した原因は、1次ヘリウム循環機Aの動力電源ラインにある遮断器の制御電源を監視している補助リレーが、常時励磁され発熱している他の電気部品と接近して設置され、使用温度の上限に近い温度条件下で使用されてきたために性能が劣化し、誤動作したためであることが明らかになった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaeri-tech-2004-037
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?26542
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaeri-tech-2004-037

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