共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

核内ゲノム構造を指標とした幹細胞特性維持シグナルの解明と骨再生医療への応用

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
18H02998
配分額
(総額)
17,290,000円
(直接経費)
13,300,000円
(間接経費)
3,990,000円

骨髄由来の重要な細胞系統の1つはMSCである。近年、MSCの分離すマーカーが報告されているが、未だに不均一な細胞集団のため、MSC特性の正確な評価は困難である。本研究では、scRNA-seq分析を用いて、マウス骨髄MSCに遺伝的に異なる7つの亜集団を同定した。またATAC-seq分析により、エピジェネティックランドスケープ、遺伝的類似性および機能特性を明らかにした。これらの結果は、骨髄微小環境における幹細胞ニッチシグナルを解明し、in vitroで骨髄を再構成し、骨および骨髄関連疾患の治療へのさまざまな臨床応用において特定された亜集団の潜在的に重要な役割に光を当てることを可能にした。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-18H02998/18H02998seika.pdf
ID情報
  • 課題番号 : 18H02998