論文

2020年3月

留学生定期健康診断における胸部X線検査所見の検討

CAMPUS HEALTH
  • 二宮 崇
  • 山際 陽子
  • 岡 香織
  • 黒木 清美
  • 古本 友理
  • 内藤 惠子
  • 影山 真希
  • 樋口 千草
  • 河原 宏子
  • 岡部 伸幸
  • 大西 勝
  • 岩崎 良章
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57
1
開始ページ
335
終了ページ
337
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)全国大学保健管理協会

本学では留学生を積極的に受け入れる方針としており、最近5年間で増加している。今回、2014〜2018年度に入学し定期健診で胸部X線検査を受けた留学生のべ3107名のX線所見を調査し、経年的変化について検討した。各年度の有所見者割合は7.0〜18.5%でバラツキがあり、2016年度が最も高かった。要精査率は2.2〜4.0%で年度間の大差は認めなかった。結核高負担国からの留学生と高負担国以外からの留学生とで有所見率を比較すると、高負担国以外のほうがやや高く、要精査率についても同様であった。有所見や要精査と判定された部位を高負担国と高負担国以外で比較すると、高負担国では肺や心臓の占める割合が高く、高負担国以外では肺や心臓の占める割合は高負担国ほどではなく、椎骨の占める割合が高かった。

ID情報
  • ISSN : 1341-4313
  • eISSN : 2432-9460
  • 医中誌Web ID : 2021035484

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