2016年4月 - 2019年3月
ガンマ線を電流測定しエネルギー分布を得るホウ素中性子捕捉療法用SPECTの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
雑音ガンマ線も信号ガンマ線と一緒に測定し,解析により信号ガンマ線の発生源分布を測定することを試みた.まず,シミュレーション計算により,transXend検出器による測定,解析で,信号ガンマ線分布が測定できることを確認した.実験では,下限数量以下の放射性同位元素を用い,3x3x10mmのTlBr素子を3個配置したtransXend検出器でガンマ線をパルス測定し,電流値に変換し,解析した.しかし,ホウ素中性子捕捉療法の場では,電流測定にはガンマ線数が不足することが分かった.そこで,我々は少ないガンマ線数でも電流測定が可能な前置増幅器を考案した.現在,この前置増幅器を試作中である.
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- 課題番号 : 16H04632
- 体系的課題番号 : JP16H04632