2017年4月 - 2021年3月
20世紀日本の長期療養型疾患の歴史―ハンセン病・精神疾患・結核の比較統合的検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
ハンセン病と精神疾患に関しては、熊本の恵楓園、東京の王子脳病院、日本陸軍の傷病兵の精神疾患について、病院が保存する患者の症例誌から詳細なデータを分析することができた。医療者だけではなく、また患者だけでもない、医療者と患者の相互作用が重要であったことが示された。また、医療者も患者もより広い要因に影響されていた。両者にとっての音楽、患者が暮らす家族、地域、医療者にとっての科学技術などがそれにあたる。
結核に関しては、残念ながらそれにあたる資料がなく、これからの課題として残されている。
結核に関しては、残念ながらそれにあたる資料がなく、これからの課題として残されている。
- ID情報
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- 課題番号 : 17H00830
- 体系的課題番号 : JP17H00830