基本情報

所属
千葉大学大学院医学研究院 形成外科学 教授
学位
博士(医学)(昭和大学大学院)

J-GLOBAL ID
201901015639963520
researchmap会員ID
B000380401

外部リンク

2016年12月より、千葉大学大学院医学研究院形成外科学講座の教授を務め、Academic Plastic Surgeon/Scientific Plastic Surgeonの育成を目標に、臨床と基礎研究の融合した教室運営を目指しています。
近年、臨床応用を前提とした再生医療の先端的基礎研究に精力的に取り組み、特に患者由来の脂肪細胞・脂肪幹細胞を用いた研究には力を注ぎ、Single Cell Analysis RNA-seqやCas9融合分子による非ゲノム編集の技術を用いた「Novel Adipose Potentialの探求」と「革新的脂肪移植法開発とそのメカニズム解明」研究を推進しています。TRおよびreverseTRの点でも、世界に類を見ない「患者由来脂肪細胞を応用した遺伝子治療(LCAT欠損症のgene transfer therapy)」の開発に中心的役割を果たしています(第1種高度先進医療認可済)。

早老症(ウェルナー症候群)やリンパ浮腫などの慢性疾患については、千葉大学の強みを活かし、医学研究院の基礎講座や診療科との協力体制・人的交流の活性化を通して、創傷治癒、特に難治性潰瘍に対する先端的アプローチを共同で研究しています。その他、先天異常疾患の遺伝子解析、血管腫や肉腫などの腫瘍性病変に対する分子病態解明と新たな治療法の探求なども進めています。また、Clinical Anatomy Laboでの未固定解剖体を用いたマクロレベルの人体解剖研究では、以前より多くの業績を上げてきました。

一方、臨床面においては、自らが専門とする頭蓋顎顔面骨の先天性発育不全に対する骨延長術を用いた新たな治療法の開発を積極的に行っています。特に睡眠時無呼吸や重度の呼吸障害を呈する小顎症や上顎低形成に対し、気管切開を回避する目的での骨延長術の効果については、麻酔科と共同で臨床研究に取り組んでいます。最近ではこの領域に親和性の高い画像シミュレーションを用いた手術計画や結果の分析に着手し、より良い結果を求めて日夜努力しています。

学歴

  2

論文

  108

MISC

  586

書籍等出版物

  14

共同研究・競争的資金等の研究課題

  2