論文

査読有り
2020年10月

肩こりへの低周波鍼通電療法が僧帽筋の筋硬度に及ぼす影響 超音波エラストグラフィを用いた1例

現代鍼灸学
  • 山田 隆寛
  • ,
  • 谷口 博志
  • ,
  • 水出 靖
  • ,
  • 松浦 悠人
  • ,
  • 福田 翔
  • ,
  • 藤本 英樹
  • ,
  • 川嶋 朗
  • ,
  • 古賀 義久
  • ,
  • 安野 富美子
  • ,
  • 坂井 友実

20
1
開始ページ
9
終了ページ
15
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
現代医療鍼灸臨床研究会

【目的】肩こりを強く自覚している患側と健側の比較および、鍼治療による筋硬度への影響を超音波エラストグラフィで本手法においても捉えることが可能であるか検討する。【方法】対象は右側に肩こりを強く自覚している成人男性1名とした。同一被験者に対し介入条件の15日後に無介入条件を行った。Strain ratio(SR値)を筋硬度、Visual Analogue Scale(VAS)を肩こり自覚度の評価項目とした。介入は僧帽筋への鍼治療、無介入は安静を15分間行った。(1)介入条件での左右の比較と(2)介入条件と無介入条件の右の変化率の比較を行って検討した。【結果】(1)介入条件の右肩こりの変化率はVAS -60%、SR値-57%であった。左肩こりの変化率はVAS 0%、SR値75%であった。(2)無介入条件の右肩こり変化率はVAS -17%、SR値38%であった。【考察】SR値の測定値に左右差と、EATの介入によるSR値の減少を確認することができたため、EATによる筋硬度への影響を本手法においても捉えることができた可能性が示唆された。(著者抄録)

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URL
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ID情報
  • ISSN : 2186-5817
  • 医中誌Web ID : 2021126110

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