志村 広子

　運動不足は健康によくない、と広く知られていますが、運動習慣がある人はそう多くありません。普段の生活で、からだを動かすことは少ないという方もいらっしゃいます。よく動く人、あまり動かない人、その違いはどこにあるのか、どうしたら動きたくなるのか、あるいは自然と動く機会が増えるのか、ということに興味があります。

　現在の研究テーマは、ウェアラブルデバイスやスマートフォンを使った行動・心理などの連続モニタリングとそのデータ活用。日常生活下での調査や計測を行っています。これまでに、歩行行動に対する環境要因（walkability）の影響についての研究や、定期的な運動実践によるトレーニング効果の検討など、主に成人における身体活動、体力、健康に関連する研究に取り組んできました。

　研究活動を通して得た気づきを、大学の授業や地域・職場の運動教室などで還元していきたいと考えています。