共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

精神科治療が脳神経細胞内オートファジー信号に与える影響の探索

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
15K09816
体系的課題番号
JP15K09816
配分額
(総額)
4,810,000円
(直接経費)
3,700,000円
(間接経費)
1,110,000円

膜内の信号伝達の要である脂質ラフトを裏打ちする機能蛋白、さらに各種エンドソーム膜上に発現されるGTPase蛋白の、電気けいれん療法後の発現変化を観察し、10日間の抗うつ効果を有する電気痙攣刺激によって、発現が亢進することを見出した。背側海馬領域は情報処理に関与しており、腹側海馬領域はストレス処理、感情機構に関与しているとされている。さらに、電気痙攣刺激により、腹側背側海馬領域にて脳由来神経栄養因子蛋白の発現亢進、 その受容体であるTrkB蛋白のリン酸化亢進(この蛋白の発現自体はリガンド上昇によるadaptation機構によって発現低下している)を確認した。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15K09816/15K09816seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K09816
ID情報
  • 課題番号 : 15K09816
  • 体系的課題番号 : JP15K09816