2018年
支援的実習環境での個別性理解の経験による作業療法学生の 「精神障害者イメージ」の変化
作業療法教育研究
- 巻
- 18
- 号
- 1
- 開始ページ
- 26
- 終了ページ
- 33
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本作業療法教育学会
本研究の目的は、精神障害領域の実習における、作業療法学生の精神障害への印象に影響を与えた経験を抽出することである。精神障害者への印象が肯定的に変化した10名の作業療法学生(以下、OTS)にインタビューを行い、質的に分析した。結果390のラベルが得られ、5つの3次カテゴリ、《精神障害者の印象が変わるまでのイメージ》《交流の中で印象が変わった》《新たに知ったことと内省》《印象が変わった背景》《新たな精神障害者のイメージ》が抽出された。OTSは、日常性があふれる実習環境において、臨床実習指導者と精神障害者との関わりに触れていた。そして積極的に精神障害者と愉快な交流を行い、その中で彼らの個別性を知り、自己を通してイメージを再構築したことが示唆された。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1347-6904
- 医中誌Web ID : 2019078212