共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

原発災害後における野生ニホンザルの健康影響

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
16K08087
体系的課題番号
JP16K08087
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

2011年3月に東日本大震災に伴って爆発した福島第一原発から放出された放射性物質に被ばくした野生ニホンザルを対象に、被ばくによる健康影響を明らかにした。
筋肉中放射性セシウム濃度は、ほとんどの個体で数十~数百Bq/kgを示し、2011年当時から徐々に低減しつつあるが、1000Bq/kgを超す個体も未だにいるため、高濃度に汚染した食物を摂取している可能性が示唆された。
また、原発災害前に妊娠した胎仔と災害後に妊娠した胎仔の相対成長を比較したところ、災害後の胎仔で体重と頭部のサイズのいずれも有意に低下していることが明らかとなった。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K08087/16K08087seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K08087
ID情報
  • 課題番号 : 16K08087
  • 体系的課題番号 : JP16K08087