共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

サルコペニアにおける鉄の意義解明と鉄制御に基づく治療法への展開

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
15K01716
体系的課題番号
JP15K01716
配分額
(総額)
4,810,000円
(直接経費)
3,700,000円
(間接経費)
1,110,000円

鉄過剰マウス (Fe群)では、骨格筋重量、骨格筋線維断面積は減少した。Fe群ではatrogin-1とMuRF1の遺伝子発現はおいて増加し、それらの遺伝子を制御するAkt-FOXO3経路のリン酸化も低下した。酸化ストレスはFe群で増加した。骨格筋培養細胞でも、鉄刺激によってatrogin-1とMuRF1の発現増加、Akt-FOXO3経路リン酸化低下、筋線維縮小がみられ、siRNA FOXO3導入と抗酸化剤によって遺伝子変化と筋線維委縮が抑制された。鉄過剰は酸化ストレスを介してユビキチンプロテアソーム経路活性化により骨格筋委縮を引き起こすことが示唆された。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15K01716/15K01716seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K01716
ID情報
  • 課題番号 : 15K01716
  • 体系的課題番号 : JP15K01716