発達に遅れや偏りがある子どもの支援のポイントは、子どもの実態をいかに正確に把握するかである。ところが現在、アセスメントというと専門家でなければ実施してはいけないという誤解が蔓延している。本著は、現場の保育士や教師、あるいは保護者でも実施可能な行動観察によるアセスメント方法を紹介した。また、「個別の指導計画」を作成し活用するためのポイントを解説した。さらに、園や小中学校の現場や家庭で取り組むことができる具体的な支援方法について解説した。