共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年6月 - 2021年3月

日本におけるマスギャザリング対応に必要な看護ケアの体系化

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

課題番号
18K19707
配分額
(総額)
6,110,000円
(直接経費)
4,700,000円
(間接経費)
1,410,000円

2018年度は、マスギャザリングに関する資料の収集と分析を行った。検索データベース「Pub Med」にて「mass gathering」と「nursing」をかけ合わせたところ34件がヒットした。タイトルレビューを行い、研究課題に関連しないもの13件除き、21件が該当文献として抽出された。内容は、マスギャザリングのOn-site Careに関わるもの(6件)、マスギャザリングに対する看護師の認識に関するもの(1件)、マスギャザリングのシステマティックレビュー(1件)、マスギャザリング時の疾病やケア内容の記述や予測(6件)、マスギャザリング時のトリアージ(3件)、マスギャザリング時(感染症について)の看護師への介入プログラム(1件)、マスギャザリングの群衆の認識(3件)であった。その他、国際的なマスギャザリング(集団形成)における疾病対策に関する研究(https://plaza.umin.ac.jp/massgathering/event.html)、2020年東京オリンピック・パラリンピックに係わる救急・災害医療体制に係わる学術連合体(http://2020ac.com/)等に掲載されている内容、提言、資料も収集し分析した。
また、マスギャザリングに関連する課題を研究している専門家(Dr. Odeda Benin-Goren)より知識の提供を受け、国際的マスギャザリングにおけるケアニーズ、ケア内容を把握した。マスギャザリングは、文化的背景の考慮など、看護ケアに必要な範囲も広く、対処方法や看護ケアのプログラムも多岐にわたる可能性がある。そのため、研修や準備が整っている病院ではなく、地域のクリニックに焦点を当ることとし、次年度は外国人対応の状況や東京オリンピックに向けての準備状況を調査し教育プログラムの内容を検討する予定である。

ID情報
  • 課題番号 : 18K19707

この研究課題の成果一覧

書籍等出版物

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