2019年3月
アメリカ契約法上の錯誤法理の生成とポティエの影響
武蔵野法学
- 巻
- 号
- 10
- 開始ページ
- 266
- 終了ページ
- 234
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
アメリカ契約法における錯誤理論の構築に当たり、フランス法学者のポティエの理論がどのような形で影響を及ぼしたのかについて、アメリカ法形成時代の学説・判例につきポティエ『債務法概論』との比較研究を行った。その結果、契約の成立について意思の合致を要求する点および本質的錯誤に基づき契約を取り消し可能とした点において影響が見られることが明らかとなった。