2019年4月 - 2023年3月
東南アジア「古代史」の下限としての14・15世紀に関する地域・分野横断的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
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- 課題番号
- 19H00538
- 配分額
-
- (総額)
- 29,510,000円
- (直接経費)
- 22,700,000円
- (間接経費)
- 6,810,000円
本研究は、東南アジア史における「古代」の下限である14・15世紀を中心としてその前後を含めた時代に焦点をあて、古代インド的原理に基づく古代的王国の没落と、イスラームあるいは上座仏教に基づく「近世」的王国の台頭が交差するクリティカルな時代の実態を明らかにすることを目的とする。
今年度は、5月11日・12日、7月27日・28日、11月30日・12月1日、2月8日・9日の計4回、いずれも早稲田大学で研究会を開催し、研究報告と議論を積み重ねた。研究報告は原則として一般公開として、他分野の研究者との意見交換および一般聴衆への研究成果の還元を促進した。
研究会での議論を踏まえて、8月17日から8月29日にかけて、考古学、美術史、建築史、刻文研究、文献史学の専門家による共同調査隊によってインドネシアのジャワ島西部と東部、ボルネオ島南部における考古学的遺跡および遺物の調査をおこなった。この調査により、1)ジャカルタ国立博物館所蔵の彫像・刻文を調査し、過去の現地調査の成果と対照することができた。2) 近年調査の進んだジャワ島西部の海岸部の遺跡及び現地調査困難であった内陸部の遺跡及び刻文の位置及び現況を確認することができた。3)ボルネオ島南部の遺跡の現況を確認することができた。4)ジャワ島東部の14世紀のマジャパヒト遺跡群及び現地発掘の遺物を調査することができた。
共同調査とは別に考古学専門家によるカンボジア遺構調査、建築史専門家によるミャンマー伝統建築の調査、美術史専門家によるタイ仏教遺物の調査も実施し、これらの調査の成果は研究会での報告を通じて、研究に還元された。
今年度は、5月11日・12日、7月27日・28日、11月30日・12月1日、2月8日・9日の計4回、いずれも早稲田大学で研究会を開催し、研究報告と議論を積み重ねた。研究報告は原則として一般公開として、他分野の研究者との意見交換および一般聴衆への研究成果の還元を促進した。
研究会での議論を踏まえて、8月17日から8月29日にかけて、考古学、美術史、建築史、刻文研究、文献史学の専門家による共同調査隊によってインドネシアのジャワ島西部と東部、ボルネオ島南部における考古学的遺跡および遺物の調査をおこなった。この調査により、1)ジャカルタ国立博物館所蔵の彫像・刻文を調査し、過去の現地調査の成果と対照することができた。2) 近年調査の進んだジャワ島西部の海岸部の遺跡及び現地調査困難であった内陸部の遺跡及び刻文の位置及び現況を確認することができた。3)ボルネオ島南部の遺跡の現況を確認することができた。4)ジャワ島東部の14世紀のマジャパヒト遺跡群及び現地発掘の遺物を調査することができた。
共同調査とは別に考古学専門家によるカンボジア遺構調査、建築史専門家によるミャンマー伝統建築の調査、美術史専門家によるタイ仏教遺物の調査も実施し、これらの調査の成果は研究会での報告を通じて、研究に還元された。
- ID情報
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- 課題番号 : 19H00538