2014年3月
Ras/ERK系と大腸粘膜治癒 Ras/ERK系の阻害因子Spred-2の解析を通じて
消化器と免疫
- 巻
- 号
- 50
- 開始ページ
- 66
- 終了ページ
- 68
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本消化器免疫学会
【目的】Ras/ERK系を抑制するSpred-2のIBDへの関与を検討する。【方法】Spred-2 KOマウスおよびWTマウスにDSS腸炎を誘導し、症状変化・組織像・大腸粘膜の細胞増殖を評価した。【結果】Spred-2 KOマウスではWTマウスより腸炎の症状が軽く、腸管上皮の再生が速やかであった。また、腸管上皮中のBrdU陽性細胞の比率が有意に高かった。【結論】Spred-2はIBDにおける粘膜治癒を抑制している可能性がある。(著者抄録)
- ID情報
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- 医中誌Web ID : 2014275050