共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2016年3月

ダウン症における成長障害の発症機序 ―iPS細胞を用いた検討―

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
25461643
体系的番号
JP25461643
配分額
(総額)
5,070,000円
(直接経費)
3,900,000円
(間接経費)
1,170,000円

ダウン症候群では成長障害を高頻度に合併するが、その機序は不明である。本研究ではダウン症候群児の疾患特異的ヒトiPS細胞を樹立し、軟骨細胞系へと分化誘導を行いその解析を行うことによって、成長障害の原因を明らかにする。出生前に診断されたダウン症新生児の臍帯血をもとにセンダイウイルスを感染させダウン症iPS細胞を作成、さらに軟骨細胞へと分化誘導することができた。一方で、トリソミー症候群の患者から得た皮膚線維芽細胞ではいずれも酸化ストレスの増大と細胞早期老化現象が認められ、染色体トリソミーがもたらすRNA/タンパク合成亢進により酸化ストレスが増大していることが引き金となっていることが示唆された。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25461643
ID情報
  • 課題番号 : 25461643
  • 体系的番号 : JP25461643