2014年8月
上部消化管内視鏡検査の 苦痛緩和ケアに関する文献的考察
消化器外科 NURSING
- ,
- ,
- 巻
- 19
- 号
- 8
- 開始ページ
- 101
- 終了ページ
- 107
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
内視鏡検査では内視鏡操作による苦痛が生じやすく,患者は不安を抱きやすい。看護師は苦痛緩和のために様々なケアを実施しているが,この領域のエビデンスは不十分で,確立されたケア指針もない。そこで,該当領域の重要な論文を抽出・分析し,患者の苦痛を明らかにし,看護の問題点と課題を見出すことを目的に文献研究を行った。<br />
結果、該当領域において国内で発表された比較的完成度の高い学術論文は数30数編に過ぎない。実践の場では上部内視鏡検査を受ける患者の苦痛緩和のために,タッチ,腹式呼吸の指導,局所麻酔薬投与方法の工夫など,様々な看護が提供されているが、こうしたケアは主に経験的知識に依存しておりエビデンスに基づいたケア技術になり得てない。ケア効果の標準的な評価方法がなく,研究毎効果を比較しにくいこと,などの問題点があることが明らかになった。
結果、該当領域において国内で発表された比較的完成度の高い学術論文は数30数編に過ぎない。実践の場では上部内視鏡検査を受ける患者の苦痛緩和のために,タッチ,腹式呼吸の指導,局所麻酔薬投与方法の工夫など,様々な看護が提供されているが、こうしたケアは主に経験的知識に依存しておりエビデンスに基づいたケア技術になり得てない。ケア効果の標準的な評価方法がなく,研究毎効果を比較しにくいこと,などの問題点があることが明らかになった。