共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2023年3月

能楽囃子太鼓方観世流研究・近代編―太鼓観世家アーカイブ調査を軸とする

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
20K00159
体系的課題番号
JP20K00159
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
3,380,000円
(直接経費)
2,600,000円
(間接経費)
780,000円

本研究は「近代における能楽の伝授と受容の諸相―免状に見る梅若家と素人弟子」(平成25~28年度 JSPS科学研究費助成事業・基礎研究(C))、「能楽囃子太鼓方観世流に見る伝授と受容の諸相」(平成28~31年度 SPS科学研究費助成事業・基礎研究(C))に引き続き、初代梅若実資料研究会が研究母体となって推進するものである。資料研究会の構成員は、三浦裕子(研究代表者)と、加賀谷真子・高橋葉子・中司由起子・別府真理子の全5名である(当初の人員から2名減員)。
研究方針としては、年5回程度の研究集会(太鼓観世家での調査を含む)を催し、太鼓観世家での調査で得た同家所蔵の能楽資料(近代以降のものを中心に)の精査を通じて同家所蔵の資料のデータベース構築を図るものである。2021年度は、コロナ禍の状況を見つつ、対面による研究集会を3回開催した。
例年、太鼓観世家が夏に虫干しを数日にわたり行っている。2021年度はコロナ対策から、1日単位の虫干しを複数回にわけて催すようにして下さった。具体的には8月1日、8月11日、9月23日、11月18日の4日間である。3密を避ける目的から代表研究者の三浦だけ、または三浦と研究協力者の高橋葉子と調査補助員だけが参加して、個々の資料の調査(書誌情報の確認とカード化)を通して、データベース構築に向けた基礎作業を行った。
さらに、太鼓観世流能楽師との意見交換、および演奏の鑑賞を通じて、同流の演奏の特徴を確認する作業を行った。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K00159
ID情報
  • 課題番号 : 20K00159
  • 体系的課題番号 : JP20K00159