2021年4月 - 2024年3月
乳児との触れ合いによる親愛感情の変化-唾液中オキシトシンによる定量的評価を用いて
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
予備実験対象は大学生4名で、乳児と触れ合う前後(各2回)の対児感情得点(28項目)、唾液中オキシトシン・コルチゾール濃度を測定し、それぞれ前後2群を比較した。触れ合い1回目と2回目の変化率の結果は以下となった。
1.唾液中オキシトシン濃度は3名に変化率の上昇があり、接近感情得点では1名には変化無く2名が上昇した。
2.コルチゾール濃度は3名に変化率の下降があり、回避感情得点では2名に下降があり、2名が上昇した。
結論として、乳児との触れ合いを重ねると、大学生の乳児への親愛感情が高まる可能性はあり、関連要因は“アイコンタクト・笑う・ぐずる・泣く・暴れる”が考えられた。今後は対象数を増やし、コントール群を設けた本実験で検討していく必要がある。
1.唾液中オキシトシン濃度は3名に変化率の上昇があり、接近感情得点では1名には変化無く2名が上昇した。
2.コルチゾール濃度は3名に変化率の下降があり、回避感情得点では2名に下降があり、2名が上昇した。
結論として、乳児との触れ合いを重ねると、大学生の乳児への親愛感情が高まる可能性はあり、関連要因は“アイコンタクト・笑う・ぐずる・泣く・暴れる”が考えられた。今後は対象数を増やし、コントール群を設けた本実験で検討していく必要がある。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K02364
- 体系的番号 : JP21K02364