2015年4月 - 2018年3月
バイオマーカーを用いた腹部骨盤部放射線治療後の治療効果および有害事象予測
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
骨盤部放射線治療を行った患者個々の治療効果および急性期有害事象の予測を目的とし、当院で局所限局期前立腺癌で根治的放射線治療を行った患者群141例を対象に採血、リンパ球を分離し、DNA損傷修復に関わるとされるDNA依存性プロテインキナーゼ(DNA-PK)活性測定およびマイクロRNA-410, 221, 99aなどの発現解析を行なった。その結果として、リンパ球のDNA-PK活性が前立腺癌患者における生化学的再発の予測因子になる事と、miRNA-221と410の組み合わせで急性期消化管有害事象を高い精度で予測する事が可能である事を示した。
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- 課題番号 : 15K10001
- 体系的課題番号 : JP15K10001