安全性・経済性向上を目指したMA核変換用窒化物燃料サイクルに関する研究開発,13; 液体Cd中へのZr及びランタニド元素の還元抽出挙動
日本原子力学会2019年秋の大会
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- 開催年月日
- 2019年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 富山
- 国・地域
- 日本
化学溶解法による使用済窒化物燃料の再処理では、還元抽出工程の溶融塩浴中にCd$^{2+}$やZr$^{4+}$が多く含まれる。そのため還元抽出工程において、アクチニドや希土類と共にCdやZrも液体金属中に回収されると考えられる。しかしながらCd$^{2+}$やZr$^{4+}$を多く含んだ系における還元抽出挙動に関する報告はほとんどないため、その基礎的な挙動から明らかにすることが求められる。溶融LiCl-KCl(723K)にZrCl$_{4}$および各種ランタニド塩化物を添加した系において、Zrおよびランタニドの還元析出試験を行い、還元抽出工程でのZr$^{4+}$イオンの影響について検討した。