生体内の腫瘍を蛍光標識し、手術ガイドへの有用性を検討した。骨肉腫細胞は抗ALP 抗体で蛍光染色が可能であった。正常組織との識別のためには赤色から近赤外線波長が適していると判断した。マウスに移植した骨肉腫細胞がICGの静脈内投与にて標識されることが確認された。腫瘍の蛍光標識は、腫瘍切除のガイドとなりうると考えた。今後さらなる観察デバイスなどの改良でより精度の高い観察が可能と考えられた。