2015年2月
もんじゅにおける核データの利用
JAEA-Conf 2014-002
- 開始ページ
- 26
- 終了ページ
- 31
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11484/jaea-conf-2014-002
「もんじゅ」の炉物理試験解析ではこれまで様々な核データを利用している。JENDL-3.3を使用した場合、1994-1995年に実施された試験の解析に対して良好な解析精度が達成できることを確認している。一方で、2010年の試験において$^{241}$Puの$\beta$崩壊に伴う反応度損失の解析精度に課題があることも確認している。課題はJENDL-4.0を使用した場合には解決し、改善には$^{241}$Pu核分裂断面積と$^{241}$Am捕獲断面積の改訂が寄与していることを確認している。今後の炉心設計計算では共分散データの活用が期待されている。炉物理試験解析結果に基づき、共分散データの信頼性を検討し、改善が必要なデータを抽出した。抽出結果は$^{23}$Naの平均散乱核余弦のデータに改善が必要であることを示唆している。
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- DOI : 10.11484/jaea-conf-2014-002