2010年9月
高速炉のガンマ発熱計算のためのガンマ断面積ライブラリの整備
JAEA-Data/Code 2010-013
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- 開始ページ
- 40
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
- DOI
- 10.11484/jaea-data-code-2010-013
高速炉におけるガンマ線による発熱の空間分布を適切に評価するため、ガンマ断面積ライブラリUFGLIB.J40とガンマ線輸送計算のための巨視的ガンマ定数計算ユーティリティを整備した。UFGLIB.J40は最新の核データファイルJENDL-4.0に基づいて作成した。中性子のエネルギー群数は通常の高速炉中性子輸送計算に用いられるJAERI Fast set-3の70群、ガンマ線のエネルギー群数はMATXSLIBで実績のある42群とした。巨視的ガンマ定数作成ユーティリティは、高速炉用格子計算コードSLAROM-UFが計算する微視的実効断面積とUFGLIB.J40を用いて、ガンマ線輸送計算に必要となる巨視的ガンマ定数をバイナリファイルとして出力する。整備したガンマ断面積ライブラリUFGLIB.J40とユーティリティの検証のため、FCA XI-1炉心で測定されたガンマ発熱分布の解析を行い、測定値と計算値が概ね一致することを確認した。
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- DOI : 10.11484/jaea-data-code-2010-013