2018年4月 - 2022年3月
mlAOPコンセプトによる化学物質感受性多様性評価と殺虫剤中毒解明に向けた応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 18H04132
- 体系的課題番号
- JP18H04132
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 44,200,000円
- (直接経費)
- 34,000,000円
- (間接経費)
- 10,200,000円
本年度は昨年度に引き続き、研究実施計画通り、以下の項目について、実施した。
・mlAOPの基礎データ取得に向けた、げっ歯類およびゼブラフィッシュを用いた各種行動試験の実施:個体レベルでの評価として、様々な系統及び種の動物でオープンフィールドテストや高架式十字迷路等の行動試験を実施した。特に、マウスでは、神経毒性試験の新たな評価法として、2光子顕微鏡を用いた実験および解析を導入し、in vivoにおける化学物質の脳神経系への影響の可視化にチャレンジした。
・組織レベルでの評価のための、イメージング解析を実施:組織レベルでの評価として、昨年度に引き続き、特にイメージング技術を駆使して実施した。特に超高分解能質量顕微鏡(MALDI-FT-ICR-MS 型;Bruker Solarix XR)によるネオニコチノイドおよびその代謝産物の組織分布のイメージング解析を試みた。カテコールアミンに着目した解析では、DPPによる誘導体化により、ドパミンの検出に成功した。一方、現在は再現性の評価や他のニューロトランスミッターへの応用を検討している。
・細胞・分子レベルでの評価:昨年度に引き続き、SH-SY5Y細胞をモデル神経細胞として用い、細胞増殖パラメーターなどの各種項目についてデータを取得した。また、マイクロアレイを実施し、投与により変動する遺伝子群を明らかにした。また、標的分子のリン酸化状態についても解析を実施した。
・ヒト尿試料を用いたバイオモニタリング:昨年度に引き続き、ボランティアを募り、一般市民延べ約1000人から尿試料の採取を実施し、尿中のネオニコチノイド濃度を測定した。また、有機野菜を食べてもらう事による尿中ネオニコチノイド低減効果についても明らかにした。
・mlAOPの基礎データ取得に向けた、げっ歯類およびゼブラフィッシュを用いた各種行動試験の実施:個体レベルでの評価として、様々な系統及び種の動物でオープンフィールドテストや高架式十字迷路等の行動試験を実施した。特に、マウスでは、神経毒性試験の新たな評価法として、2光子顕微鏡を用いた実験および解析を導入し、in vivoにおける化学物質の脳神経系への影響の可視化にチャレンジした。
・組織レベルでの評価のための、イメージング解析を実施:組織レベルでの評価として、昨年度に引き続き、特にイメージング技術を駆使して実施した。特に超高分解能質量顕微鏡(MALDI-FT-ICR-MS 型;Bruker Solarix XR)によるネオニコチノイドおよびその代謝産物の組織分布のイメージング解析を試みた。カテコールアミンに着目した解析では、DPPによる誘導体化により、ドパミンの検出に成功した。一方、現在は再現性の評価や他のニューロトランスミッターへの応用を検討している。
・細胞・分子レベルでの評価:昨年度に引き続き、SH-SY5Y細胞をモデル神経細胞として用い、細胞増殖パラメーターなどの各種項目についてデータを取得した。また、マイクロアレイを実施し、投与により変動する遺伝子群を明らかにした。また、標的分子のリン酸化状態についても解析を実施した。
・ヒト尿試料を用いたバイオモニタリング:昨年度に引き続き、ボランティアを募り、一般市民延べ約1000人から尿試料の採取を実施し、尿中のネオニコチノイド濃度を測定した。また、有機野菜を食べてもらう事による尿中ネオニコチノイド低減効果についても明らかにした。
- ID情報
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- 課題番号 : 18H04132
- 体系的課題番号 : JP18H04132