論文

2018年3月

振子の運動を利用した動的空間 -建築系学部教育におけるデザインプロジェクト-

武蔵野大学環境学部紀要
  • 風袋 宏幸

第7号
開始ページ
127
終了ページ
136

空間の全体形状が人間の働きかけに「応答」して変化する『動的空間』に着目し、音と光による現象が空間形状の変化に同期する仕組みを考案し、その仕組みを利用した空間デザイン作品を制作した。本稿はこの作品を対象にした論考である。まず『動的空間』を概念的に位置付け、次にプロジェクトのチーム編成と成果発表の概要を述べ、制作された2つの作品の解説を屋外作品を例に詳細に解説し、続いて屋内作品に関して、屋外作品との違いを示すことで、それぞれの作品形態の狙いを明確にする。最後に、プロジェクトのタイトルに込めた意図を説明しまとめとした。

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