論文

2015年2月

上司との関係の長さが及ぼす組織内情報共有への影響

武蔵野大学政治経済研究所年報
  • 渡部 博志

10
開始ページ
101
終了ページ
129
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
武蔵野大学政治経済研究所

この論文では、組織におけるリーダーとの関係の長さが、組織内のコミュニケーションに与える影響に焦点をあて考察した。より具体的には、組織内の公式的な上司-部下という関係の期間と、直属上司となる以前を含む面識の期間という二側面に着目し、1年半という期間を挟んで実施された2回の質問票調査から得られた回答データを用いて実証分析を行った。<br />
分析結果からは、この二側面から上司-部下の関係を区分すると、上司に対する情報発信を諦めてしまうというコミュニケーション不全を避ける要因が異なることが示された。また、分析を通じて着任からの期間だけに限らず、着任前から既知の間柄にあるか否かをも同時に検討することで、上司と部下の間で行われるコミュニケーションへの影響の可能性を実証的に示した。さらに、上司が着任して公式的職位として築かれた上司-部下としての期間と、以前からの知り合いとして築かれた両者の既知の期間という、公式・

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40020761253
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12405355
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/027187517
ID情報
  • ISSN : 2185-2170
  • CiNii Articles ID : 40020761253
  • CiNii Books ID : AA12405355

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