2017年4月 - 2020年3月
雑誌メディアによる戦後日本の秘教運動の宗教史的研究―『日本神学』の変遷を追って
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
『日本神学』誌は、1949年に日蓮宗改革運動として発足し、1952年の万教一元同盟運動を経て、神道神学の確立を標榜し、さまざまな新宗教やオカルティズム運動を紹介する媒体となった。このため、戦前日本の精神療法、アメリカのオカルティズム、戦後の宗教間対話なども研究する必要が生じた。研究が拡散してしまったことは否めないが、精神療法、心霊研究、超古代史、万教帰一を含めた「日本のオカルティズム」というカテゴリーを検討する第一歩となった。創刊から1974年までの目次は作成が完了したものの、最終報告書の執筆には至らなかったのは残念であるが、基礎資料は整理できたので科研終了後もさらなる研究を進めたい。
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- 課題番号 : 17K02244
- 体系的課題番号 : JP17K02244
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論文
1-
Japanese Religions 44(1-2) 1-32 2021年3月