MISC

2017年12月

J-PARC RCSにおけるビームコミッショニングの進捗報告; 大強度・低エミッタンスビームの実現へ向けた取り組み

Proceedings of 14th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット)
  • 發知 英明
  • ,
  • 原田 寛之
  • ,
  • 加藤 新一
  • ,
  • 岡部 晃大
  • ,
  • Saha P. K.
  • ,
  • 菖蒲田 義博
  • ,
  • 田村 文彦
  • ,
  • 谷 教夫
  • ,
  • 渡辺 泰広
  • ,
  • 吉本 政弘

開始ページ
95
終了ページ
99
記述言語
日本語
掲載種別

この一年、J-PARC RCSでは、大強度かつ低エミッタンスのビームを実現するためのビーム調整を精力的に展開してきた。RCSの動作点は、2Qx-2Qy=0共鳴の近傍に設定されている。この共鳴はエミッタンス交換を引き起こすため、ビームの電荷密度分布を大きく変調してしまう。RCSでは、ペイント入射と呼ばれる手法でビーム粒子の分布をコントロールして入射中のエミッタンス増大の抑制を図っているが、エミッタンス交換の影響を考慮してその手法を最適化した結果、電荷密度分布の一様化に成功し、入射中のエミッタンス増大を最小化することができた。本発表では、ペイント入射中の特徴的なビーム粒子の挙動やエミッタンス増大の発生機構を議論すると共に、エミッタンス低減のために行った一連の取り組みを紹介する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5059937

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