資料公開

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タイトル 【修士論文】 文学教材指導のあり方 ─物語・小説教材における人物の心情把握をめぐって─
カテゴリ 研究論文
概要  1993(平成5)年度修士論文(滋賀大学大学院教育学研究科)。
 文学教材指導において、学習者に人物の心情を把握させることや、その方法のあり方については、かねてより問題視されてきている。その一方で、心情把握指導が現在広く行われていることを指摘する論稿もある。このような状況が続いていることの原因として、①各論稿での問題点の指摘の不充分さ、②授業実践をする側の教師の、心情把握の意義や目的への無自覚なままの指導、③心情把握指導を問題視する意見の未整理、の3点が挙げられる。
 そこで、まず②の背景にあるものを明かした。そして③の解決のために、心情把握指導をめぐる諸論稿を踏まえ、心情把握指導のあり方を示した。
 本論文では、心情把握指導の考察のための基本的な観点は提示できた。ただし、いつ、どの教材において、どの段階で指導するのかを具体的に示すためには、学習者の発達と、人物への興味・関心の変化や、理解力・表現力との関係をも考慮する必要がある。さらに、文学教材指導の歴史をたどると、戦後、作者や作品に対する読者の役割が大きく位置づけられてきたのだから、心情把握をいかに正しく把握するかという問題以上に、把握したあとの学習の進め方が重要な問題となってくる。
タイトル 【卒業論文】 文学教材指導のあり方 ─〈解釈の自由度〉の視点から─
カテゴリ 研究論文
概要  1991(平成3)年度卒業論文(滋賀大学教育学部)。
 第一章では大正~昭和戦前期の国語科の文学教材指導の変遷を概観して、読み、特に「解釈」のあり方についての問題点を洗い出した。第二章では1980年代の国語教育界に論争・議論を起こした法則化「分析批評」と「読者論」の二つを取り上げ考察することを通して、読みの構造、〈解釈〉のあり方、〈解釈の自由度〉の範囲を解明した。第三章では、椋鳩十「大造じいさんとガン」の教材研究・授業実践を例に、文学教材指導をどのように行えばよいのかを、教材研究と授業場面の二つの段階に分けてそれぞれ説明し、自説を確認・補足した。
 一口に「読み」と言っても、読みには〈分析〉〈解釈〉〈鑑賞〉〈批評〉の四側面があり、〈分析〉は一様、〈鑑賞〉〈批評〉は多様、〈解釈〉は〈解釈の自由度〉の有無により一様のものと多様なものの2種類がある。それぞれの読みを混同せず、それぞれの特質を生かして授業すべきことを論じた。
 
タイトル 【修士論文抄録】文学教材指導のあり方 ─物語・小説教材における人物の心情把握をめぐって─
カテゴリ 研究論文
概要  パイデイア : 滋賀大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 2(2) 1-4 1994年9月
タイトル 全国大学国語教育学会第137回仙台大会公開講座 資料「中学期の説明的文章学習指導 -社会的文脈への接近によって言語生活の拡張を図る- 」
カテゴリ 講演資料
概要 仙台大会公開講座 国語科における「論理」教育の射程
第1回 説明的文章の「論理」の読みの指導の理論と実践
話題提供者資料(舟橋秀晃 分)