2013年11月19日
トリック検出におけるソーシャルミスディレクションの影響 : 検出群と非検出群の違い (ヒューマン情報処理)
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報
- ,
- 巻
- 113
- 号
- 299
- 開始ページ
- 67
- 終了ページ
- 71
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
注意研究では,ミスディレクションという注意を誘導する技法が注目されている.ミスディレクションとは,マジシャンが手品をする際に用いる技法であり,観客の注意をマジックの種からそらすために用いられる.特に近年では,共同注意を利用して注意を誘導するソーシャルミスディレクションの影響力について議論が続いている.一方で,ソーシャルミスディレクションがどのように変化の検出に影響を及ぼすかは不明確なままである.本研究では,ミスディレクションの動画像と視線運動測定を用いて,変化検出時におけるソーシャルミスディレクションの影響力について検討した.実験結果から,変化を検出できなかった群は,ソーシャルミスディレクションの影響を強く受けることがわかった.ミスディレクションにおいて,変化検出を困難にさせる原因はソーシャルミスディレクションの影響であると考えられる.
- リンク情報
-
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009889125
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10487237
- ID情報
-
- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009889125
- CiNii Books ID : AN10487237
- identifiers.cinii_nr_id : 1000070347079