2016年4月 - 2019年3月
一般化差分部分空間に基づく特徴抽出の完全解明と機能強化
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
差分ベクトルの一般化である一般化差分部分空間(Generalized difference subspace(GDS))は,複数のクラス部分空間の差異(差分)を表す空間として定義され,クラス部分空間のGDSへの射影はクラス間を直交に近づける効果がある.その一方で,GDS射影はその次元を変更するだけで,判別分析的な効果も併せ持つことが新たに判明するなど,その幾何構造には未解明な点が多い.本研究では,(1)GDS射影による特徴抽出過程を数理的に完全解明し,(2)部分空間に替えて凸錐表現の導入により,その機能強化を行い,(3) 有効性を顔・物体認識や形状解析などで多角的に検証した.
- ID情報
-
- 課題番号 : 16H02842