基本情報

所属
鈴鹿工業高等専門学校 共同研究推進センター 特命教授 (鈴鹿高専特命教授,国立高専GEAR 5.0 材料科学研究プロジェクトユニットリーダー,米国材料学会フェロー(FASM), 英国材料表面処理学会フェロー(FIMF),鈴鹿高専名誉教授)
東海国立大学機構・名古屋大学 未来社会創造機構 マテリアルイノベーション研究所 教授 (客員教授)
大阪大学大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻 教授 (特任教授)
INTI国際大学(マレーシア) 特任研究員 (リサーチフェロー)
Woxsen大学 工学部計算機科学・工学科 特任研究員 (外部専門委員)
株式会社BEL 代表取締役社長 (博士(工学), アメリカ材料学会フェロー,イギリス材料表面処理学会フェロー)
学位
博士(課程・工学)(1989年2月 名古屋大学)
修士(工学)(1983年3月 名古屋大学)
学士(工学)(1981年3月 名古屋大学)

連絡先
kanematssuzuka.kosen-ac.jp
研究者番号
10185952
ORCID iD
 https://orcid.org/0000-0002-9144-6539
J-GLOBAL ID
200901095311014810
Researcher ID
D-7662-2017
researchmap会員ID
1000141487

外部リンク

兼松秀行博士(米国材料学会フェロー(FASM),英国材料表面処理学会フェロー(FIMF)は,材料表面科学・工学における研究者である.名古屋大学,大阪大学において教育研究業務についた後,1992年から鈴鹿高専に移り活動を続けた.鈴鹿高専材料工学科長(2010-2014), 校長補佐(2014-2018))など,数々の役職を経て,2021年3月に定年退職し同高専の名誉教授となった.1981年工学士,1983年工学修士,1989年工学博士となったが,そのすべての学位を名古屋大学から受けている.現在の研究対象として特に力を入れているのは,材料と環境との界面である材料表面に微生物の作用によって形成されるバイオフィルムに関わる材料界面現象とその工業的対策である.また,細菌,ウイルスに対する材料の抗感染力をどのように評価し,高い抗感染力を持つ材料の開発,その表面処理・改質による対策について,精力的に研究を進めている.一方,e-learing等のバーチャルリアリティーを用いた教育を展開する必要性から,デジタルサイエンスを取り入れた教育活動を展開してきた.現在は,材料科学とデジタルサイエンス研究を融合した新しい材料科学の方向性を模索しているところである.彼はASMインターナショナル(米国),アメリカ電気化学会(ECS, 米国),米国表面処理協会(NASF),英国材料表面処理学会(IMF),米国素材学会(TMS),アメリカ化学会(ACS),米国セラミックス協会(ACERS), 日本金属学会(JIM),日本鉄鋼協会(ISIJ),表面技術協会(日本),日本電気化学会(ECSJ),MRS-J, 日本熱処理技術協会(JSHT,日本溶射学会(JTSS)など国内外の様々な学協会の正会員,役員として活躍している.2020年4月30日,独立行政法人国立高等専門学校機構が運営する「GEAR5.0 :未来技術の 社会実装教育の高度化」プロジェクトがスタートした.兼松秀行博士は,このプロジェクトに支援される材料科学ユニットのリーダーに就任して,現在もなお,このミッションに携わっている.2020年11月国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学の客員教授(併任)に就任し,現在も引き続き名古屋大学との共同体制を取って研究活動を続けている.同大学材料系同窓会(共晶会)の副会長でもある(令和3年6月より).2021年3月末退職後,鈴鹿高専名誉教授となったが,2021年4月から鈴鹿高専特命教授としてあらたに研究教育活動を開始した.2022年4月,各種材料の腐食・劣化挙動と材料表面特性の解明分野において顕著な貢献を行ったことに対して,米国材料学会ASMインターナショナルからフェローの称号を授与された.2023年12月から大阪大学マテリアル生産科学専攻特任教授を併任し,3Dプリンティングを組み込んだ研究に着手した.また2024年6月に株式会社BELを開業し,代表取締役として,それまでの研究成果の社会実装及び教員・学生の教育活動支援を開始した.


委員歴

  104

受賞

  20

論文

  633

MISC

  83

書籍等出版物

  40

講演・口頭発表等

  239

共同研究・競争的資金等の研究課題

  59