研究ブログ

2014/11/08

立命館大学人文科学研究所ワークショップ。

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立命館大学人文科学研究所重点プロジェクト「グローバル化アジアの観光」主催ワークショップ

「ダークツーリズムという問い」

【テーマ概要】

 ダークツーリズムは、それ自体が、3重の意味で問いそのものであると言える。

 一つ目は、社会に対する問いである。ダークツーリズムを通して、災害テロ、戦争、貧困・・・など見つめ、社会そのものを再考することになるだろう。

 二つ目は、ツーリズムに対する問いである。ツーリズムは、これまで、地域の素晴らしいものを体験しにいくものだとされてきた。だが、ダークツーリズムでは、そうした光の側面ではなく、災害テロ、戦争、貧困・・・などの「ダークネス」の側面が重要となる。それでは、「ツーリズムとは何なのか」。この問いを、ダークツーリズムは、提起することになる。

 さらに、この問いをつきつめていけば、「ダークネスとはそもそも何か?」という問いに突き当たらざるを得ない。「ダークネス」そのものが社会の中で創られ、つねにうつろうものだとするならば、「ダークネスとは何か?」という問いはダークツーリズムそれ自体に対する問いかけに結びつく。

 本ワークショップでは、ダークツーリズムがこうした「3重の<問い>として存在する」ことを出発点にすえ、活発な議論を展開していきたい。



開催日:2014年11月16日(日)、午後1時~午後6時30分

開催場所:衣笠キャンパス清心館



プログラム(予定)   以下、敬称略

1.主催者挨拶+重点プロジェクトの位置づけ

(藤巻正己:立命館大学文学部


2.コーディネーター趣旨説明「ダークツーリズムという問い」

(遠藤英樹:立命館大学文学部


3.報告

(1)ダークツーリズムと観光経験――被災地観光をめぐる一考察(市野澤潤平:宮城学院女子大学

(2)戦跡の集合的想像力(山口誠:関西大学社会学部

(3)聖地巡礼における死の表象――体験型ダークツーリズムの可能性(岡本亮輔:東京大学死生学・応用倫理センター)

(4)言説としてのダークネス――ダークツーリズムをめぐる概念化・権力・批判(De Antoni Andrea:立命館大学国際関係学部


4.ディスカッサントを含めた議論

橋本和也京都文教大学総合社会学部

須藤廣(法政大学大学院政策創造研究科

神田孝治(和歌山大学観光学部

福間良明立命館大学産業社会学部

Kannapa Pongponrat(Thammasart University)


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