2017年4月 - 2020年3月
アジアにおける平和の記憶を紡ぐメディアとしてのダークツーリズム
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、ダークツーリズムを3つに分類した。それは、①「人為的にもたらされた死や苦しみと結びついた場所へのツアー」、②「自然によってもたらされた死や苦しみと結びついた場所へのツアー」、③「人為的なものと自然の複合的な組み合わせによってもたらされた死や苦しみと結びついた場所へのツアー」である。ただし死や苦しみと結びついた場所であっても、ある場所が「ダークツーリズム」の対象となるのは、観光をめぐる「ローカリティ(地域)の政治性」を抜きにしてはあり得ない。そのことをふまえつつ、ダークツーリズムが現代のアジア社会において平和の媒体となる可能性があると結論づけた。
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- 課題番号 : 17K02142
- 体系的課題番号 : JP17K02142
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
立命館大学人文科学研究所紀要 121 129-163 2019年12月
講演・口頭発表等
2-
International Conference on Tourism and Cultural Heritage in Asia 2018年8月 Chiang Mai University
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観光学術学会第7回大会 2018年7月 観光学術学会