2012年4月 - 2015年3月
継時的に表示される文章情報の知覚特性の研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、心理学的実験手法を使用して、動的文章表示が文章の印象に影響することを明らかにした。この傾向は、論説タイプの文よりも小説タイプの文で顕著に見られた。具体的には、動的文章表示では、5~6文字/秒の速度で文章を表示したときに読みやすく、かつ、豊かな印象を生じさせることが示された。この速度は、静止した文章を読む際の音読速度やなぞり読み速度と一致している。
このように、動的な文章表示は、従来の紙やディスプレイによる静的文章表示と異なり、適切な時間パラメータを設定することで、読み手の読みのモードを変え、より注意深く読ませ、我々の読みをより豊かにすることが示された。
このように、動的な文章表示は、従来の紙やディスプレイによる静的文章表示と異なり、適切な時間パラメータを設定することで、読み手の読みのモードを変え、より注意深く読ませ、我々の読みをより豊かにすることが示された。
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- 課題番号 : 24500161
- 体系的課題番号 : JP24500161