2014年4月
【マルチモダリティによるHead & Neck Imaging 2014 臨床編 最新技術が臨床にもたらす変革とベネフィット】MRIのストラテジー&アウトカム 臨床施設からの報告 脳腫瘍 神経膠腫の診断・鑑別診断、術前情報取得におけるMRIの有用性
INNERVISION
- 巻
- 29
- 号
- 5
- 開始ページ
- 21
- 終了ページ
- 24
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)インナービジョン
脳腫瘍の画像診断は、(1)存在・局在診断(腫瘍性病変の検出と部位・進展範囲の把握)、(2)質的(腫瘍の組織型と悪性度)診断推定と鑑別診断、(3)術前情報取得、(4)術後評価、(5)治療効果判定のいずれにも大きく関与する。CTは、(1)(2)における腫瘍の石灰化の検出、(3)での頭蓋骨描出などにおいて有用であるが、MRI情報はすべての過程において重要である。本稿では、神経膠腫の(2)(3)における当施設でのMRI撮像について、症例を提示して示す。なお、3T MRI装置を用いたMRスペクトロスコピー(MRS)、arterial spin labeling(ASL)法による灌流MRI、拡散テンソル画像(DTI)、three dimensional anisotropy contrast(3D-AC)法による神経線維描出は、本学脳研究所統合脳機能研究センターの協力を得て行っている。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0913-8919
- 医中誌Web ID : 2014214138