濱名潔 (KIYOSHI HAMANA) - マイポータル

基本情報

所属: 学校法人あけぼの学院認定こども園立花愛の園幼稚園副本部長
: 名古屋市立大学大学院人間文化研究科研究員

学位: 博士（教育学）(2023年3月広島大学)
修士（教育学）(2014年3月広島大学)
学士（人間科学）(2012年3月大阪府立大学)

研究者番号: 70873785
ORCID iD: https://orcid.org/0009-0006-2688-4985
J-GLOBAL ID: 202301004600188570
researchmap会員ID: R000053837

広島大学大学院で幼児教育を研究するなかで「保育を外から観察するのではなく、子どもと関わる担任をしたい」と感じ、まちの保育園吉祥寺に就職しました。保育の楽しさと同時に、その難しさにも直面し、実践を通じて生まれた問いをもとに再び研究の道へ進みました。博士号取得後は再び現場に戻り、実践と理論を往還しながら、より良い保育のあり方を探究しています。テーマからではなく現場の課題から問いを立てる姿勢から、多分野にまたがる研究を展開しています。自分の中では一貫してつながっているが、よく周りからは何が専門かわからないと言われます。

研究キーワード

研究分野

経歴

委員歴

2025年5月 - 現在

TEAと質的探究学会, 研究交流委員会委員
2025年4月 - 現在

日本乳幼児教育学会, 『乳幼児教育学研究』編集委員
2025年1月 - 現在

日本乳幼児教育学会, 第12期研究推薦委員会委員
2024年11月 - 現在

日本乳幼児教育学会, 理事
2024年1月 - 現在

国際幼児教育学会, 『国際幼児教育研究』副編集委員長
2023年4月 - 現在

NPO法人保育と仲間づくり研究会, リーダーPTメンバー
2023年 - 現在

オートエスノグラフィーと詩的探究フォーラム, 世話人
2025年4月 - 2028年3月

TEAと質的探究学会, 理事
2023年8月 - 2025年7月

国際幼児教育学会, 理事
2021年

国際幼児教育学会第42回大会実行委員

受賞

2023年3月

第14回学術奨励賞, 生活科学系コンソーシアム
2015年10月

第8回ドリームチャレンジ賞, 広島大学

濱名潔・三宅英典・津川典子
2014年10月

第7回ドリームチャレンジ賞, 広島大学

濱名潔・河口麻希

論文

保育者との発達的ワークリサーチにおける「パイロット的な部署」の形成過程 ―介入者の拡張的学習に注目して―

山田直之, 本岡美保子, 濱名潔

活動理論研究 (9) 17-32 2024年6月
通園バス内の保育の向上を目指した園内研修の試み

境愛一郎, 濱名潔, 金岡樹里

共立女子大学家政学部紀要 69 85-97 2023年1月
対話的自己論に基づく保育者の自己形成に関するオートエスノグラフィー研究

濱名潔

広島大学学位請求論文 2023年1月査読有り筆頭著者
ストレートマスターの保育者はどのようにキャリアを形成するのか―キャリア形成における困難に着目して―

濱名潔

保育学研究 59(3) 49-61 2021年12月査読有り筆頭著者
コロナ禍における遠隔会議システムツールを用いた保育実践の可能性と課題―3歳児クラスの絵本の読み聞かせと栽培活動に着目して―

田島美帆, 渡邉真帆, 濱名潔, 境愛一郎, 中坪史典

幼年教育研究年報 43 63-72 2021年10月
ICTを活用した保育記録は保育者に何をもたらすか― Googleフォームを用いた保育記録に着目して ―

濱名潔, 本岡美保子, 山田直之

日本社会福祉マネジメント学会誌 1(2) 56-70 2021年9月査読有り筆頭著者
学生時代に幼児教育を学ぶことのなかった私立幼稚園長が子ども主体の保育を実施するに至った背景－うえの式質的分析法を用いて－

田島美帆, 濱名潔, 渡邉真帆, 加藤望, 中坪史典

国際幼児教育研究 27 73-88 2020年10月査読有り
複数担任クラスにおける新任保育者の子どもとのかかわりに対する意識変容プロセス―オートエスノグラフィーによる日記の分析―

濱名潔

国際幼児教育研究 27 55-72 2020年10月査読有り筆頭著者
保育者は『保育者の専門性』をどのように捉えているか―保育記録を用いた学びの議事録に着目して―

本岡美保子, 濱名潔, 山田直之

広島都市学園大学研究紀要 7(1) 27-36 2020年9月
質的データ分析法としてのSCATとうえの式質的分析法の比較―幼稚園長のインタビューデータから―

中坪史典, 濱名潔, 淀澤真帆, 加藤望, 田島美帆

広島大学大学院教育学研究科紀要. 第三部, 教育人間科学関連領域 68 9-18 2019年12月
新任保育者の離職と育成をめぐる研究の動向と課題

濱名潔, 中坪史典

幼年教育研究年報 41 61-74 2019年10月筆頭著者
保育研究における自己エスノグラフィーの可能性と課題―課題を解決する工夫としての日記とTEMの活用―

濱名潔

広島大学大学院教育学研究科紀要. 第三部, 教育人間科学関連領域 67 99-108 2018年12月筆頭著者
フリー保育者の専門性に関する研究―複線径路等至性モデリング（TEM）による保育行為プロセスの分析―

保木井啓史, 濱名潔, 河口麻希

福島大学人間発達文化学類論集 28 93-104 2018年12月
いざこざを経験した幼児はなぜ再び友だちと遊び始めたのか？ ―砂場で遊ぶ４歳児の事例分析―

濱名潔, 河口麻希, 中坪史典

幼年教育研究年報 39 53-60 2017年9月筆頭著者
KJ法を用いた園内研修において保育者はどのような振る舞いをしているのか

伊勢慎, 中坪史典, 境愛一郎, 保木井啓史, 濱名潔

幼年教育研究年報 38 69-76 2016年10月
米国の研究者は日本の保育文化をどのように捉えているのか？-子どもの社会化に着目して-

濱名潔, 保木井啓, 中坪史典

幼年教育研究年報 38 59-68 2016年10月筆頭著者
子ども理解のツールとしての複線径路・投至性モデル（TEM）の可能性

保木井啓史, 境愛一郎, 濱名潔, 中坪史典

子ども学 (4) 2016年5月査読有り
KJ法の活用は園内研修に何をもたらすのか―保育者が感じる語り合いの困難さとの関係から―

濱名潔, 保木井啓史, 境愛一郎, 中坪史典

教育学研究ジャーナル (17) 21-30 2015年11月査読有り筆頭著者
幼児はあこがれる友だちにどのように関わるのか―4歳児に着目して―

濱名潔, 斳雨竺, 津川典子, 福長輝倖, 伊藤優

教育学研究紀要 60 164-169 2015年3月筆頭著者
「もしも」の語り合いが開く子ども理解の可能性―複線径路等至性モデル（TEM）を援用した園内研修の試み―

境愛一郎, 中坪史典, 保木井啓史, 濱名潔

広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 63 91-100 2014年12月

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MISC

乳児保育の観察研究における知をどう捉えるか —主観性を取り入れた研究とその方法論の検討を通して—

本岡, 美保子, 伊藤, 美保子, 長野, 未来, 濱名, 潔, 西, 隆太朗

比治山大学紀要 (31) 124-137 2025年4月
教育イノベーションをめざした保育者研修に関する報告—「創発的協働研修」におけるエージェンシーの移譲に着目して—

本岡美保子, 濱名潔, 山田直之

比治山大学紀要 (第 30 号) 95-106 2024年4月
「創発的協働研修」の課題と展望に関する報告－保育記録に関する課題の共有を手がかりとした継続的取り組み－

本岡美保子, 山田直之, 濱名潔

広島都市学園大学子ども教育学部紀要 8(1) 27-37 2021年9月
事例② 写真を用いた語り合いが保育者にもたらすもの

中坪史典, 境愛一郎, 濱名潔, 保木井啓史

写真から振り返る保育の質写真をもとに保育環境の質を評価する方法 Photo Evaluation of Quality 2018年3月

書籍等出版物

Pedagogy and Practice in Autoethnography: Interdisciplinary Perspectives

Douglas, K. & Butz, D. (Eds). Teppei Tsuchimoto, Mihoko Motooka, Nozomi Fujisaka, Yusuke Katsura, Chihiro Suzuki, Aya Hayasaki, Rennan Okawa, Kiyoshi Hamana (担当:共著, 範囲:Crystallising experiences, creating pedagogical space: From personal journeys to an autoethnographic community in Japan)

Routledge 2025年5月
ＴＥＡと質的探究用語集

中坪, 史典, 土元, 哲平, 上川, 多恵子, 中本, 明世, 加藤, 望, 佐藤, 達哉, 安田, 裕子 (心理学) (担当:共著, 範囲:多声性，対話的自己，ラプチャー，)

誠信書房 2025年3月12日 (ISBN: 4414300304)
空間・時間・人を拡げる保育環境の構成: これまでの枠を超えれば「ワクワク」がみえてくる

境愛一郎, 栗原啓祥, 濱名潔 (担当:共著, 範囲:4章，5章，7章，8章，9章，11章，14章)

中央法規出版 2025年2月15日 (ISBN: 4824301920)
The Semiotic Field of the Garden: Personal Culture and Collective Culture (Advances in Cultural Psychology: Constructing Human Development)

KIYOSHI HAMANA (担当:共著, 範囲:The Transition of a Beginning Nursery Teacher's Interaction With Children From a "Garden" Perspective)

Information Age Publishing 2024年5月 (ISBN: 9798887306353)
ICT×保育を考える保育内容総論

香曽我部琢, 駒久美子, 島田由紀子, 石倉, 卓子, 和泉, 誠, 岩井, 真澄, 奥谷, 佳子, 粂原, 淳子, 久留島, 太郎, 小森谷, 一朗, 小山, 優子, 境, 愛一郎, 高橋, 恵美, 濱名, 潔, 藤田, 清澄, 宮田, まり子, 目黒, 勇樹, 柳生, 崇志, 淀川, 裕美 (担当:分担執筆, 範囲:第７章 ICTを活用した計画と教材研究)

建帛社 2024年4月5日 (ISBN: 476795147X)
小川博久保育・教育理論集成

小川博久保育教育理論集成刊行委員会 (担当:共著, 範囲:小川先生から学んだ保育研究の哲学)

ななみ書房 2023年8月 (ISBN: 9784910973289)
カタログTEA

保木井啓史, 濱名潔, 河口麻希 (担当:共著, 範囲:約28分間の世界－TEM 観察記録を用いて個人のミクロな経験をTEM図に描く)

新曜社 2023年2月 (ISBN: 9784788517974)
ＩＣＴを使って保育を豊かにワクワクがつながる＆広がる２８の実践

秋田喜代美, 宮田まり子, 野澤祥子編著 (担当:分担執筆, 範囲:第3章保護者と園をつなぐICT活用事例１認定こども園立花愛の園幼稚園園と家庭がつながるブログと動画使い分けのねらいと効果)

中央法規 2022年5月30日 (ISBN: 9784805887196)
保育・幼児教育・子ども家庭福祉辞典

(担当:分担執筆, 範囲:応答的環境/文字・標識に関する環境/数量・図形に関する環境/音環境/時間的環境/遊びの原空間)

ミネルヴァ書房 2021年6月 (ISBN: 9784623090846)
複線径路・等至性アプローチ（TEA）が拓く保育実践のリアリティ

(担当:分担執筆, 範囲:第5章いざこざを経験した幼児はなぜ再び友だちと遊び始めたのか：砂場で遊ぶ4歳児の事例分析)

特定非営利活動法人ratik 2019年7月 (ISBN: 9784907438319)
質的アプローチが拓く「協働型」園内研修をデザインする

(担当:分担執筆, 範囲:第４章 KJ法を用いた園内研修は保育者に何をもたらすか，第６章 KJ法を用いた園内研修の可能性と留意点)

ミネルヴァ書房 2018年5月 (ISBN: 9784623083435)
保育内容人間関係第2版

(担当:分担執筆, 範囲:第7章保育者に求められる援助の視点―自立にむけてー)

株式会社みらい 2018年4月 (ISBN: 9784860154455)