2019年3月
気候変動にともなう全球スケールでの森林分布域の変化予測
日本森林学会大会学術講演集
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- 巻
- 130th
- 号
- 0
- 開始ページ
- 275
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本森林学会
気候変動にともなう気温の上昇や降水パターンの変化は、森林の分布や機能に変化を与えると予想される。しかし、現在予測されている影響の程度や方向性は地域によって様々である。乾燥化による森林樹木の枯死率の増加が報告され、森林の衰退が懸念されている地域もあれば、気温の上昇にともなう森林の分布可能域の拡大が予測されている地域もある。このような影響の地域差は、樹木の成長や生存の制限要因が地域によって異なることに起因していると考えられる。本研究では、気候変動にともなう森林の分布変化を全球スケールで予測するために、樹木の成長や生存を制限する乾燥、日射量、低温といった気候条件を生態ニッチモデルに組み込むことで、現在の森林分布を規定している気候条件やその地域差をグローバルスケールで推定するとともに、将来の気候シナリオ下での森林分布域の変化予測を行った。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 2187-6576
- J-Global ID : 201902226523977863
- CiNii Articles ID : 130007645733
- identifiers.cinii_nr_id : 9000402466070