共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2023年3月

19-20世紀の日本における農村金融機関の広域化-長野県小県郡を中心に-

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
18H00875
体系的課題番号
JP18H00875
配分額
(総額)
10,270,000円
(直接経費)
7,900,000円
(間接経費)
2,370,000円

研究初年度にあたる本年度は、史料整理を中心に進めた。主な対象は、深井淑家の土蔵二階に残された史料群、および深井家に伝来した小諸藩士である牧野八郎左衛門家文書である。これらの史料の総点数は、最終的には深井家文書が4,500点、牧野家文書が約3,000点に上り、そのほぼ全てを本年度内に整理することができた。
上記の史料整理に人手が必要だったこともあり、本年度の研究費支出は旅費が相当部分を占めた。このうち3回は大学院生に旅費を支給して作業を進め、史料整理が大きく進展したと同時に、一定の教育効果を上げえたものと考えられる。次年度も引き続き史料整理が必要であるため、可能な範囲内で学部生・大学院生からの協力を得たい。
なお、こうした史料整理の傍ら、長野県の金融史全般に関する研究も進めた。すなわち、代表者が下伊那郡清内路村の郵便貯金や郵便為替について検討を行い、書籍(分担執筆)を公刊した。また、分担者も産業組合・郵便貯金に関する書籍(単著)を公刊した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18H00875
ID情報
  • 課題番号 : 18H00875
  • 体系的課題番号 : JP18H00875