共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2016年3月

共生系における大型クラゲ類の生態的機能

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
25304031
体系的課題番号
JP25304031
配分額
(総額)
9,360,000円
(直接経費)
7,200,000円
(間接経費)
2,160,000円

アジア海域に生息する大型クラゲ類には有用種も含むアジ類、イボダイ、ハギ類の稚魚、シマイシガニや吸虫類、クモヒトデ類、モエビ類などが共生する。アジ類、吸虫類、クモヒトデ類のある種とクラゲ類の共生は絶対的である。吸虫類3種のメタセルカリア幼虫は鉢クラゲ類を第2中間・延長宿主、イボダイなどのクラゲ食性魚類を終宿主とする。共生生物群集組成は宿主の出現時期、サイズ、遊泳速度、毒性などに依存している。東南アジアの食用根口クラゲ漁は共生生物群集に大きな影響を及ぼすことが予想される。タイ産クモヒトデ類の場合、年間最大1.6億個体が死滅すると試算された。漁業はベントス群集のリクルートにも影響があると推測される。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25304031/25304031seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25304031
ID情報
  • 課題番号 : 25304031
  • 体系的課題番号 : JP25304031

この研究課題の成果一覧

論文

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講演・口頭発表等

  2