2017年12月
スワルスキーカブリダニの放飼に天敵増殖性「バンカーシート®」およびホソバヒメガマ花粉処理を組み合わせた場合のサヤインゲンのタバココナジラミに対する防除効果
九州病害虫研究会報
- 巻
- 63
- 号
- 開始ページ
- 86
- 終了ページ
- 90
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.4241/kyubyochu.63.86
- 出版者・発行元
- 九州病害虫研究会
<p>加温促成栽培のサヤインゲンにおけるタバココナジラミに対するスワルスキーカブリダニの防除効果は,ボトル剤やパック剤放飼では不安定である。その要因として代替餌となり得る花粉生産がサヤインゲンでは乏しいことが関係すると考えられる。そこで,本研究ではスワルスキーカブリダニの放飼後の代替餌としてホソバヒメガマ花粉の供給効果を検討した結果,本花粉散布によりスワルスキーカブリダニの定着数を高いレベルで維持できた。さらに,スワルスキーカブリダニの放出期間がボトル剤やパック剤より長く,資材内での増殖が期待できる天敵増殖資材「バンカーシートⓇ」による放飼に,ホソバヒメガマ花粉散布を組み合わせた場合のタバココナジラミに対する防除効果は高く,本虫の加害で生じる白化莢の発生も抑制した。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.4241/kyubyochu.63.86
- ISSN : 0385-6410
- CiNii Articles ID : 130007595614
- CiNii Books ID : AN00055757