その他

2017年4月 - 2020年3月

核酸医薬による変異K-RAS遺伝子発現制御と革新的抗癌薬の開発


近畿大学学内助成金
研究種目: 21世紀研究開発奨励金(共同研究助成)
課題番号: KD1704
研究内容: 本研究では核酸医薬を用いて変異KRAS遺伝子の発現を選択的に抑制することにより、あるいは、抗変異KRAS核酸医薬とセツキシマブ等のモノクロナール抗体医薬やエルロチニブ等の分子標的薬との併用により革新的な変異K-RAS依存性がんの治療薬開発を目指す。1塩基変異を敏感に認識できる核酸医薬を化学合成し、大腸がん由来細胞SW48及びHCT116中に発現する変異KRAS遺伝子の発現制御効果を評価する。次に、3次元培養法により癌細胞の増殖抑制効果を評価し、さらに、LSL-KRASマウスモデルを用いてin vivo試験を行う。