2024年8月
エコーを用いた人工股関節全置換術直後の関節不安定性の評価法 術後早期脱臼ゼロをめざして
Hip Joint
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- 巻
- 50
- 号
- 1
- 開始ページ
- 64
- 終了ページ
- 67
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本股関節学会
当院でMIS-THAを行った59関節(男性11関節、女性48関節、手術時平均年齢70歳)を対象に、術後早期の関節不安定性を超音波診断装置(エコー)を用いて定量的に評価した。平均経過観察期間8ヵ月の結果、術直後のエコー所見で関節不安定性ありと判断した症例は4関節(6.8%)で、うち2関節が術後1ヵ月で、残り2関節が術後2ヵ月で不安定性の消失を認めた。不安定性を認めた症例は全例が関節包を修復した症例であり、経過中に脱臼はみられなかった。
- ID情報
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- ISSN : 0389-3634
- 医中誌Web ID : YA01140015