2011年
さらなる<翻訳>にむけて : ユダヤ哲学における<翻訳>への問い(コメント論文,フォーラム1 マルティン・ブーバーにおける言語・時間・力-<隔たりと分有>の哲学とは何か-)
近代教育フォーラム
- 巻
- 20
- 号
- 0
- 開始ページ
- 43
- 終了ページ
- 51
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.20552/hets.20.0_43
- 出版者・発行元
- 教育思想史学会
ブーバーの<翻訳>的な思考をその<対話>哲学の本態として示す報告論文は、それ自身<翻訳>的な実践たらんとする複雑な仕掛けを有している。では、いったい、ここで賭けられている<翻訳>という営為はどのようなものとして理解したらよいのだろうか。以下の小論では、まずはこの問いを皮切りに、<ユダヤ哲学>における<翻訳>の位置価を測定するだろう。次いで、<翻訳>的な思考の生起が他なる理性との<対話>にその現場をもつことに着目しつつ、<翻訳>が<教え>をめぐる問いへと結実するさまを見届け、最後には、いくつかの論点に即して、報告論文に対するさらなる<翻訳>のありうるひとつのかたちを、ささやかながらに試みる。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.20552/hets.20.0_43
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009926179
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10576381
- ID情報
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- DOI : 10.20552/hets.20.0_43
- ISSN : 0919-6560
- CiNii Articles ID : 110009926179
- CiNii Books ID : AN10576381
- identifiers.cinii_nr_id : 9000301001643